【SS】ダリアとジェイン

昔話
□■□■□■

神出鬼没なもの、と聞いてダリアが思い浮かべるのは、台所の敵の黒いやつと同時に「これ」だった。

「これ」を目の前にして思う。
夜も更けた帰り道。
人通りもまばらな小道を歩いていたダリアは、その足を止めた。
仕事も終わって、組合に報告に戻るダリアの前を、台所の敵と同じくらい黒い男が道を塞いでいる。
一瞬足を止めて、それからダリアは顔色を変えないように努めながら、その男の脇をすり抜けるように再び歩みを進めて

「目が悪いのかダリア。俺だ」
「貴方は無視しようと決めた私の気持ちが全く見えてないようね」

腕を掴まれ、仕方なく立ち止まる。
暗闇に紛れてわかったのは、男の眼鏡。それさえ認めればすぐにわかった。こんな風に突然現れて突然妨害してくるのは昔からこの男に決まっている。

ジェイン。
組合でも随一と言われる腕利きの暗殺者。
マイペースで、気に入った仕事しかやろうとせず、その依頼すべてが文句のない仕事ぶり。今までにその仕事を失敗したことはない。
以前は楽な仕事ばかり引き受けているのかと揶揄されることもあったが、今はもう誰もそんなことを言うものはいなかった。どの仕事内容も、自分の身すら危なくなるような、誰もが避けて通る依頼ばかりだ。ダリアが聞いても、なぜそんな仕事を受けたのかと言いたくなるようなものばかり。
組合の裏切り者の処分から、某国の大統領の娘の誘拐、金になる仕事もあるが、愛人が妊娠したから処分したいなんて後味の悪い仕事や、子供からの愛犬の安楽死依頼なんて金にもなりそうにない仕事も、顔色一つ変えずにやってのける。
引き受ける基準を聞いてみたこともあるが、気分としか答えは帰ってこなかった。本当なのかもしれないし、何か考えがあるのかもしれない。
が、この男の考えることはわからないと早々に諦めたダリアは、そんなことはどうでもよかった。
問題なのは、この男が引き受けた仕事が、一人では出来ない種のものだったとき。

「行くぞダリア」

この男の相方なんて誰も引き受けるわけがないので、こうやっていきなり現れて、ジェインはいつも強引にダリアを連れて行くのだ。


「…私はまだ了承も何もしていないんだけど」

例のごとく、ダリアは腕を引っ張られながらぼやいたが、ジェインが聞く耳を持つはずがなく。
手を引かれたダリアは、結局巻き込まれるのが常である。ダリアに出来るのは、ため息をつくことだけだ。




それからダリアが我に返ったのは、大広間の真ん中だった。
きらきらとシャンデリアがまぶしく輝き、ダリアを照らしている。まるで昼間のような明るさに目がくらむ。
そして広間には大きなテーブルがたくさん並んでいて、その上にはダリアも見たことがないような料理の数々。
それを取り囲む人。
流れる優雅な音楽。
人はみんな着飾っていて、なにやらにこにこと談笑をしている。
加えて言うなら、ダリアも薔薇色の見たことないようなひらひらした衣装を身にまとっていて、横にいる金髪の見知らぬ男は、上等なスーツのようなものを着ている。
見知らぬ男。いや、実際は見知らぬわけはない。
ジェインだ。
人の好さそうな微笑みを浮かべながら、ジェインは優雅に、時折ダリアを気にするように手を引いたりしながら、慣れたかのように広間を歩いていた。



あのあと、強引に連れ去られ、小屋みたいな部屋に押し込まれ、上に下に揉みくちゃにされ、ひっぱられ、押され、広げられ、目を閉じたり開いたりして、抵抗するのも虚しくなるくらい何が何やらわからず目を回したあと、ぽいっと部屋の外に出されたダリアが見たのは、この男だった。
いつもの黒髪でない、金髪で、高そうなスーツを着ていて、見たことがない笑みを顔に浮かべている男。
それでもそれがジェインと分かったのは、ぶっきらぼうに口にされた「行くぞ」という声のおかげだ。
何が何やらわからないままジェインにエスコートされ、気がついたらダリアは何やらパーティをしている広間のど真ん中だった。

ようするに。

(今回のターゲットが、この中にいる、ってことよね)

仕事だ。
この宴を開いた主催者か参加者か知らないが、ジェインの次のターゲットは、この会場のどこかにいるのだろう。
ジェインはこうやって変装して、客になりすまして、機会を窺っているのだ。
こんな大がかりなパーティではパートナーは必須。故にダリアが連れて来られたのも無理はない。が、説明が足りないのはいつものこととはいえ、もうちょっと何とかしてほしい。
突然ドレスに着替えさせられ、髪は纏められ、濃い化粧をほどこされ放り投げられたこっちの気持ちも察して欲しい。
ふう、と息をついて、ダリアは諦めた。
文句を言っていても、この男にはきかない。
さっさと仕事を終わらせて、このことをネタに報酬を多めに貰おう。
そう決めたダリアは、改めて注意深く、そっと周囲を見回した。
会場は、広い。ダリアの場所からは、奥が見えないくらいだ。
大きな屋敷がすっぽりと入ってしまうくらい。
それから、この人の多さ。
身なりの良い人物ばかりが、何を考えているのかわからない笑顔で談笑している。見知った顔もいくつかあった。直接会ったことがあるわけではない。ゴシップ誌で見たことがある顔。女優、俳優、企業家、名だたる面々が、そこかしこにいる。
この中の誰かがターゲットだろうか。と、ダリアは息をのんだ。
だとすると、でかい仕事だ。
明日の朝刊の一面を飾るに違いない。いつも以上に、足が付かないように注意する必要がある。
と、

「ジェラルド!」

若い男が、ジェインに手を挙げて微笑みかけた。
それに頷いて返すジェイン。
近づいた男は右手を差し出し、ジェインも応えてその手を取る。

「やあ、おめでとうジェラルド」
「ありがとうございます」

ジェインは、遠慮がちに見える微笑みで男に返した。
ジェラルドというのは、ジェインの偽名だろうか。その名を呼んだ相手の男は…見たことがあった。茶色い髪を後ろに撫でた青年。白いスーツに、自信にあふれる振る舞い。最近、社長に就任したという車の会社の若社長だ。50年居座っていた先代が、ついにその席を孫に譲ったのだと新聞を賑わせていたのは、ダリアも知っている。

「あの小さい子がもう15か…大きくなったもんだな。
先ほど挨拶をしてきたが、さすがワートン家ご子息。しっかりしてるってもんじゃなかったぞ」
「ありがとうございます。愚弟が失礼をしていないといいのですが」
「ははは、失礼どころか。自慢の弟だろ?…失礼お嬢さん」

ジェインの肩をぽんと叩いた男は、後ろに控えていたダリアに気が付いて、軽く会釈をした。

「ジェラルドがこんな可憐なお嬢さんを連れているとは。フィッツェ・ジャーノンと申します」

手慣れたような笑顔で自然にウインク。フィッツェというのは、やはり、ジャーノン社の若社長の名前。その若社長が、なぜジェインに気安く話しかけているのか疑問に思いながら…、その疑問を顔に出さず、ダリアもドレスの裾を小さく持って答える。

「ダーリアです。よろしく」

ジェインを真似て、少し遠慮がちに、小さく口の端を上げて、名前だけ名乗る。
すると、フィッツェはいたずら気に笑ってそれから小さな声でダリアを窺った。

「ジェラルドくんが女性を連れているところは初めて見たよ。失礼だけどどんな…」
「彼女には、僕の仕事の手伝いをしてもらってるんですよ。今日は、いつものお礼にと思いましてね」

フィッツェの声を遮って、ジェインが答えた。
ジェインはそう頷いて、ダリアを振り向いたので、ダリアもそれに合わせるしかない。
仕事の手伝い。間違ってはいないけれど。

「私こそ、ジェラルド様のもとで、勉強させていただいた上、こんな素晴らしい会に招待していただけるなんて、身に余る光栄です」

何が何やらわからないが、辛うじてそう答える。と、それを聞いたフィッツェは、それで満足したようだった。
そうかと笑顔で頷いて、まだ挨拶の途中だからと、再びダリアに会釈して、その場から離れていった。

その背中が遠ざかったのを見て、肩をなでおろす。
言いたいことはたくさんあるが。

「あんたって、そういう演技をしているときは、普通に喋れるのね」

隣の男にそう言うと、男はちらりとダリアを見て、それからまた何事もなかったかのように、広間を進んだ。

進んで、それから。
歩く度に、ジェインに声がかかる。
それをジェインは緩やかに交わし、ダリアも先ほどの調子でそれに合わせ、繰り返されるそのやりとりに、ようやく慣れてきたころ、この場が何なのかなんとなく察する。
今日は、『ジェラルド』の弟の15の誕生日らしい。
その弟はたいそう出来が良く、この会は、彼の誕生日を祝うと同時に、そのお披露目の会のようだった。
15にして、行く末がこれほど期待出来るとは、さすが『ジェラルド』の弟だ。
行きかう人々すべてにそう肩を叩かれ、『ジェラルド』は無難にそれをかわしていた。
15だという、ダリアと同い年であるその才気あふれる少年のことより、ダリアが気になったのは、やはりその『ジェラルド』のことだ。
『ジェラルド』という青年は、実在している。
それは、ジェインの別の姿なのか、それとも、ジェインが『ジェラルド』に扮しているのか。どちらかはダリアにはわからなかった。
ダリアが知っているのは、金髪の、真面目で弟思いの『ジェラルド』ではない。黒髪でどうしようもない意思疎通不能男。ジェインだ。
だから、ジェインの仕事に仕方なく付き合うダリアは、いつも通り動くだけ。
ジェインがいつターゲットに狙いを定めてもいいように、周囲を探る。どうやって彼が手を出すのかはわからないが、念のため逃げ場の確保をしておく。一番近いドアからは5m。駆けだすには…

「ダリア」

名前を呼ばれて、ダリアは思考を止めた。
顔を上げると、ジェインに笑みはなく。つまり、いつもの仏頂面がそこにあって。

「こっちだ」

そのいつもの顔や言葉とは裏腹に、優しくダリアの手を取って、ジェインはするりと人込みを抜けた。


抜けた先はバルコニーだ。
夜風が通るせいか、人は少ない。寒さよりも、ほっとした心地でダリアは小さく息をつく。そして、周囲を窺った。
ジェインが動いたのだ。
きっと、そろそろ、仕事の時間。
とはいえ、ダリアが手にしている武器と呼べるものは、ヘアピン代わりに着けている頭の毒針と、火をつけると弾ける軽い爆薬くらいで、今回はジェインのサポートに回るしかない。
と、ジェインを見る。
ジェインは、外を見ていた。
外には広い庭しかない。
庭に人気はないが…もしかしたら、誰か潜んでいる可能性は十分にあった。
ここから狙撃をするのだろうか。だとすると、ダリアの役目は人の目を逸らすことか…。

「そこに、ターゲットがいるの?」
「ターゲット?」

いつまでも庭を睨むジェインにそう問うと、ようやくジェインはダリアに顔を向けた。

「庭に今回のターゲットがいるんじゃないの?」
「庭には木しかないが…誰かいるように見えるのか?あれは月明かりの影だ。目の悪さ、どうにかした方がいい」
「……」

きっぱりと、顔色も変えずにジェイン。
殴ってやりたい衝動を抑えるのに、少し苦労する。

「……じゃあ、何を見ていたのよ」
「木だが?」

仕事中でなければ確実に殴っていた。
何をバカなことを聞いてるんだと言いたい様子のその顔を崩してやりたい。いつか崩してやる。そう決意を新たにしていると、ジェインはやれやれ、とでも言うように肩を撫で下ろした。

「…いい加減に教えなさいよ。早く仕事を終えましょう。誰なのターゲット。さっさと終わってあんたを殴りたいわ私」
「…ふむ」


ジェインが頷くのを見て、しばし待つ。しかし、ジェインは頷いただけで何も答えようとはしない。
ダリアにそれを言わないのはなぜなのか。
ジェインは今までだって、ターゲットの詳細をダリアに伝えなかったこともあった。それをダリアが頼られていないと卑下したことはない。知らない方がいいと、ジェインが判断したから、それに従う。そのあたりのジェインの匙加減は正確だ。だから、ダリアも普段それを問わない。
ダリアが単独で仕事をするときは、ジェインをあてにしようなんて思ったことはない。身の丈に合った依頼を受け、確実にこなすのがダリアだ。だけど、こうやってジェインに連れられ、予想外の依頼を受けるのは…迷惑ではあれど、嫌いではなかった。
神出鬼没で迷惑な男ではあるが、その仕事ぶりは、横で見ていてためにもなる。無駄がなく、緻密で、練りこまれた計画。スマートな実行。人となりはさておき、ジェインの仕事はダリアにとって好ましくも思っている。

だから、ダリアが今ターゲットを聞いたのも、明確な答えが返ってくるのを期待してのものではなかった。
急かすつもりだっただけの軽口。
案の定、いつもの通りジェインは黙ってダリアに答えようとはしていない。
だけど…

何故だか、いつもと違う気がして、ダリアは居心地が悪くなった。

「今日、話した、あの中にはいないわよね、まだ会ってない人?」
「……」
「そういえば、あなた『弟』がいるらしいじゃない。挨拶に行かなかったけど、いいの?」
「……」
「もしかして、その『弟』がターゲットだったりするのかしら」

当たっているとか間違っているとかはどうでもいい、あてずっぽうに口を滑らせる。しかし、続くこと言葉も思いつかずに、ダリアは諦めて空を見つめた。
結局のところ、待つしかないのだ。
と、唐突に。

「半分は、当たりだ」
「…は?」

口を開いたジェインは、明らかにいつもと違っていた。

「任務は完了だ。ダリア」
「ど、どういう…」

相変わらずの冷たい目。
しかし、どこかこちらを見る目には、いつもにない感情があった。
それが何なのか、ダリアにはわからない。
ダリアに見えたのは、いつもの感情なんてどこかに落としてしまったようなこの男にも、何か思うことがあるのだと、それだけ。



と。

「大変だ!!!ジャーノン社長が…!!!」

いきなり会場がざわめきだった。

「発作らしい!倒れたとか…!医者は…!?」

広間からところどころ聞こえる声を拾う。

「ジャーノンって、さっきの…」

ジェインに初めに挨拶した、あの男だ。元気そうで、持病があるようには見えなかった。
ジャーノン若社長の突然の発作。
幸い、ワートン医院の医者が会場に何人かいるため、一命は取り留めたらしい。
聞こえてくる情報を頭にまとめる。

そうなるとジェインのターゲットはあの若社長だったのか。
しかし、致命傷ではなく一命は取り留めたらしい。
これはジェインの失敗なのか。
ジェインの顔を窺うと、彼の表情にもう色はなかった。
何の感情も見えない、いつもの顔。

「…いくぞ」
「え、ちょ、ちょっと、ジェイン?」

ジェインは、人影にするりと潜り込んだ。人の流れに逆らわず、気づかれないように脱出経路を辿る。
意味することは一つ。任務完了だ。

「な、なんなのよ。もう」

毒づきながらも、ダリアも彼のあとをするりと追い、その場から気配を消す。
喧騒から離れたダリアたちを目にとめるものは、誰もいなかった。












「…答え合わせが必要か」
「バカにしているのでなければ、お願いしたいところね」

後日。報酬を求めてジェインを呼んだダリアを見て、開口一番にジェインは言った。

「どこまで知りたい?」
「珍しく親切ね…厄介な目に合わない部分だけでいいわ」
「……難しいな」

とりあえず、定食屋の奥に席を取り、よくわからないが一番高そうなものを頼む。どうせ支払いはジェインだ。よくわからずに付き合ったのだから、それくらいはしてもらわないと割に合わない。


「『ジェラルド』の弟への誕生日プレゼントだ」
「…そもそもジェラルドって…いいわ。言わないで。そこは聞かないでおく。嫌な予感しかしないから」

危険な情報には触らない。ダリアの処世術の一つだ。危険な場所には敢えて乗り込め、というのもダリアの行動指針の一つだが、相反するようでありながら、ダリアが心に思うのは同じだった。
自分が触っていいもの、いけないもの。
ようはバランスとタイミングだ。
見極めた上で選ぶ。避けすぎると知らずして命を落とすが、知りすぎると危険を呼び込む。危険というものは、飛び込むにはいいが、呼び込んではならない。
ジェインが持ってくる話は、後者ばかりだ。厄介ごとにかかわりたくはない。

「今回のことで、ジャーノン社に恩を売ることができた。ジャーノン社は、あれの会社の傘下に入ることになる」
「…つまり、恩を売るために、どうにかしてジャーノン氏の発作を起こしたってこと?」
「知らん。発作は演技だろう」
「は?」

自分がやったかのように言いながら、知らんと言い切ったジェインは、顔色も変えずに続ける。

「フィッツェはジャーノン社の体制を変えたがっていたからな。一時的に傘下に入ることに異論はないらしい。あの男にとっても、ジャーノンのお偉方に口を出させずに体制を変えるいい機会というわけだ。こちら…『ジェラルドの弟』の会社にとっても、強大な力を得ることができる。フィッツェもこの件で密かに恩が売れる。そういう取引だ」
「へ、へえ…」

難しい話はよくわからない。
が、ジェインが言い直した言葉に少し違和感を覚えた。

「『ジェラルドの弟』の会社ね…『ジェラルド』は会社を継がないのね」
「……」

それを指摘したのは、ちょっとした意地悪だ。
『ジェラルド』が何なのか、ダリアにはわからない。
もう死んでいる人物をジェインが演じているのか、それともジェインがジェラルドなのか。
目の前のジェインはいつもの黒い髪をしていて、あのきれいな金髪はどこかに消えていた。だけど、あの『ジェラルド』が一夜だけの人物とは到底思えない。
『ジェラルド』という人物はいるのだ。

「それとも『ジェラルドの弟』が会社を継ぎたがっているとか?」

そう問うと、ジェインは少し意外そうな顔をした。
それが何なのかはわからない。が、何か、初めて指摘されたような顔をし、そしてそれは一瞬にして消える。

「『ジェラルドの弟』がどう思っているかなど、俺は知らん。ともかく、答え合わせは以上だ」

話はそこで終わりらしい。
席を立ちあがろうとしているジェインの手を、ダリアは止めた。

「…結局、今回のシゴトはなかったってことなの?あんたにしては珍しいわね。それに、なんで私まで行かなきゃいけなかったのよ」

暗殺者としての仕事は失敗ではないかと案に言ってやる。
全く関係ないのに巻き込まれたダリアとしては、皮肉の一つくらい言ってやらないと気が済まない。
すると、ジェインは、その冷たい顔を少しだけ得意げにゆがめて。

「ジャーノン社の社長がなぜ、息子ではなく孫に継がせたのか。それが一つ目の答えだ」

決まっている。ジェインが仕事をしたからだ。

「もう一つの答えは…」

そこで少し、ジェインは答えに窮したように黙って、それから続けた。

「…美味い物、食いたがっていただろう?」
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tag : 第10期 ダリア ジェイン

2013-12-21 : SS : コメント : 0 :
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