ろいつなろぐ

「ジャララジ!」
「今夜もロイTonight!」
「…おれのほうが2秒早かった」
「っく…」
「そーんなわけで、すっげえ久しぶりの赤雫☆放送局ジャララジ!各所からあつーいリクエストを受けてしばしのふっかあっつ!
こんばんは!ジャララジDJ。ジャラヒ・ワートンだ!みんな!久しぶり!…始めましてのやつもいるかな?よー。変なラジオっぽい何かだけど、のんびり聞いてくれ」
「…こんばんは。パーソナリティの岸辺ロイだ。あとおれが3秒言うの早かったら今夜もロイTonightだったのに…。悔やんでも仕方ないな。ダサい名前になってしまったけど、金髪ヤンキーだけだとラジオにならないから、おれもがんばるよ」
「おれの記憶が正しければ、ラジオにならないような変なボケばかりしてたのはお前の方だと思うんだが…」
「えーっと、この放送はだね。おれたちが、気になることを話したり、ゲストを呼んだりておしゃべりしたり質問したりするラジオだよ。一応6回目の放送になるのかな…今回は、ひさしぶりだし、ゲストなしで。最後までお楽しみください」
「えーっと、とりあえず曲流しとく。一曲目。レインボーRIOで、『恋するぷりんはプディングじゃない』」

軽快な音楽と共に、レストランでプディング頼んだら甘くない蒸した卵料理が出てきて、プリンを期待していた少女の悲壮感が歌われる。
明るい曲調の中に光る切なさが人気のPOPソングだ。

「いい曲だなあ…レインボーRIO。いったいなにものなんだ」
「へー、プリンとプディングは違うんだな」
「あ、それな。リオにも言って聞かせたんだけど、あいつが好きなプリンもプディングなんだよ。プディングは卵をバターとか牛乳とか混ぜて固めた料理の総称だからな。いわゆるプリンのような甘いものもあれば、甘くないものもあって、結構店によって違うんだよなあ」
「で、プディングとやらが出てきてリオ大丈夫だったのか?」
「家に帰っておれがプリン作ってやった。あまいやつ。あ、でも店のプディングも美味かったぞ」
「甘やかすなあ。…まあいいや、次のコーナーいこう!」
「次のコーナーって、おれ何も考えて来てないぞ」
「え?準備が趣味のお前が、何も考えてきてない…だと…どうするんだよ。ほら、最近気になることとか何かないのか?」
「準備が趣味とか余裕がない男みたく言うな!急だったから何もしてねえよ。いい機会だからおれの好きな曲持って行こうってきただけで。気になることって言ってもなあ…」
「ほら、何かあるだろ?新クエストのちょっと頭のおかしいピンクのやつの性別はどうなのかとか。新EFの魔方陣かマントラがかっこよくて震えるとか。聖域紛争はやっぱりちょっと触れたら駄目なやつなのかなとか。けっきょくダンジョンにいるモンスターの中で、どれが一番美味いのか、とか」
「全部おまえの気になることだ!あと番組復活早々ちょっとツッコミに困るようなのはやめよう!」
「聖域っていまどうなってるんだ?」
「今期メインのお前の方が詳しいだろ!?」
「帝国の拠点が落ちるとかなぜか落ちないとかまでしか…」
「しらないことを下手に言うんじゃない!」
「すごい力が働いたってきいた」
「さて!ここでもう一曲!人気アイドル紅葉空デビューシングル『甘いお薬』」

キャッチーな音楽に乗せて、可愛らしい2人のアイドルの声が響く。

「いやあ、いい曲だったな。思わず踊りたくなるような」
「おれも、これはCD持ってるよ。喫茶店の看板娘の女の子が歌ってるんだよね。紅葉ちゃんと、クウちゃんだったかな。セフィドの喫茶・紅葉に行ったら握手もしてもらえるとか」
「お前詳しいな。アイドルなんて興味なさそうな顔して」
「喫茶店が気になってるだけだよ。和風喫茶なんだけど、最近取り入れた洋風クッキーも美味しいらしくて」
「嘘つけ!喫茶店に肉はねえだろ!クッキーて。お前とクッキーとか違和感でしかない!むっつりめ!」
「おまえに言われたくないな。ヘタレヤンキーが」
「なんだと…!って、いかん。公共の電波で喧嘩してる場合じゃないな…。次いこうぜ次。次は…」
「うん、次のコーナーは、曲中にじゃんけんで決まった企画!『突撃!ダンジョン肉』~!!」
「っく。おれは、新EFかっこよさ対決のほうがよかったんだが…!」
「それは声だけじゃどうにもならないだろ」
「いやいや、カッコイイ新EFに一番よく合う掛け声を考えよう企画なら…」
「おまえの考えることって結構地味だよな」
「ダンジョンでモンスター狩って調理する企画も充分地味だろ!?」
「さて、この企画は、ダンジョンで出会ったモンスターをおれが調理して、ジャラヒが食べて感想を言う地味な企画です」
「え?おれが食うの!?」
「いやあ、食べるだけの地味な企画で本当に申し訳ないなあ。なにせ、食べるだけだからなあ。地味だし、大丈夫だよ」
「いやいや!よく考えたら、モンスターなんて食えるのかよ!地味とか派手とかそんなんじゃねーだろ!」
「さて、『突撃ダンジョン肉』!第1匹目の肉は呪いの銅貨です!!」
「肉じゃねえ!」
「えーっと、アシュター、こっちこっち。えーっと、新鮮な肉を用意するために、さっき、アシュターに狩ってもらってきたんだ。アシュターどうだった?」
「あ、はい。えっと、『突撃ダンジョン肉』狩りアシスタントのアシュターです。母さんに言われて狩ってきたこの呪いの銅貨!見てください!」
「おお、さすがわが息子。すごいな!でかい!銅貨なのにでかい!これ、もう金貨を名乗ってもいいんじゃないかってくらいでかいな」
「銅だから銅貨だろ。あとお前の家族関係におれはツッコまないからな」
「この肉厚な銅貨!リスナーの皆さんにお見せできないのがとっても残念です。…が、きっと、ジャラヒさんも気に入ると思いますよ!」
「ありがとうアシュター。いい肉をとってきてくれたよ」
「肉じゃねえって。銅だよ銅」
「さて、この肉をおれが調理するわけだが…」
「銅だって」
「ここは、この肉厚さを利用しつつ、呪いの銅貨らしさを失わないために、呪いの銅貨をしっかり煮込んだ、名づけて!呪いの銅角煮!!!!」
「銅貨らしさとは」
「あ、銅貨と角煮をかけてみたんだ」
「そこは聞いてない」
「さてさて、作り方は簡単!まず、呪いの銅貨を角になるように切ります。こう、ほら、ちょちょいのちょいっと」
「それって歴戦の剣士か料理人じゃないとできないんじゃないかなっておれは思う」
「にんにくと、生姜と、酒で煮込むよ。紅茶のティパックいれると、銅貨がちょっと柔らかくなるかなって、ドロシーが言ってたけど、おれは銅貨の歯ごたえ大事にしたいから酒だけかな」
「おまえの歯強すぎだろ」
「ある程度煮込んだら、火を止めて少し放置するよ。そうすると、銅貨の油がにじみ出てくるから、それを捨てよう」
「それたぶん、油じゃなくて、錆びとかちょっといけない何かだと思う」
「油を取り除いたらまた煮込もう。40分くらい煮たらいいんだけど…今日はラジオで時間もないし…圧力鍋もないし。こういうときは、ほら、ちょちょいのちょいっと魔方陣描いて」
「」
「時間を圧縮させて、銅貨にぶつけたらできあがり!あ、結構近寄ると熱いから、熱さにびっくりして圧縮精度間違えると、ブラックホール呼び込んじゃうから注意な!」
「んなあぶねーの使うなよ!」
「な!簡単だろ?ってわけで出来上がり~!っていいたいとこだけど、一日放置したやつのが美味いから、もうちょっと時間圧縮かけてっと。よし!完成!『呪いのどうかくに~』♪」
「なにその不安定になるリズム」
「天下の青猫もどきロボットが秘密道具出すときのリズム。覚えておいて損はないぞ。っと、さて、ジャラヒ。おまえにこのすばらしい肉を食べる権利を与える!」
「まだ肉と言い張るのか…えー…これ食うの?」
「はやく食べろよ。尺おしてんだぞ」
「うう、よ、よし。えーっと。いただきます。うん。匂いは悪くないな。で、肝心の…呪いの銅貨?…これ、なんか、やばい瘴気が…」
「あー、そのアクの強さがいいんだよ。好き嫌いもあると思うけど。嫌いなひとは、しっかりアク抜きしたらいいと思う」
「できるならしろよ!どうみてもやばい紫色の瘴気がただよってんだろうが!」
「おれはそっちのほうが好きなんだよ。瘴気を取り除きたい人は、一週間陰乾ししたあと、二週間聖水につけてください。はやく食え」
「よ、よし。いくぞ。…ぐにって…今、銅貨がぐにってした…」
「銅貨じゃなくて肉だからあたりまえだろ」
「なんか、ぐにってしつつ、つーんとくる銅の匂いが、角煮の匂いにまぎれてて、……のみ、飲み込むぞ。ごくり。味は、うん、角煮の甘さがふわっと広がって悪くないけど、このぐにって感触が、初めての感覚っていうか…ん?」
「どうだ?」
「なんか…おかしい…味は悪くなかったが…にゃんだ…?にゃんか、体がおかしい、にゃー」
「ふーん。それが当たったか…」
「にゃ?」
「呪いの銅貨を食べると、ランダムで何かの呪いが当たるんだよ。それにしても猫化の呪いか?あざといなーお前」
「にゃんがだ!!あほ!!!!最初に言え…!にゃ!!」
「いや、いつつっこむのか待ってたんだけど、おまえ、銅にしかつっこまないから、いいのかなーって」
「今すぐ解け!にゃ!」
「いや、この世界って、ステータス異常ってないだろ?解けるのかなそれ」
「にゃに!!!??」
「ミルフィアさんあたりの高等白魔術使いなら解けるんじゃないかな、たぶん」
「…!!!ちょっと行ってくる、にゃ!おぼえてろよ!にゃ!」

「えー…っと。そんなわけで、今夜もロイTonight。そろそろお別れの時間です。えーっと、次回もダンジョンで肉狩って料理しようかなーと思ってるので、試してほしい肉とか、食べたことある肉とかあったら、赤雫☆激団の方に教えてくれると嬉しいな。
では、今宵もありがとうございました!
えーっと、ジャラヒはどっか行っちゃったんだけど…まったく、最後まで責任持ってほしいよな?えーっと、そんな金髪ヤンキージャラヒと、肉の料理人、岸辺ロイでお送りしました。
では!また次の夜に!」
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2018-11-13 : SS : コメント : 0 :
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